よくあるご質問|出雲市平田町で歯科をお探しの方は医療法人歯科恒松医院まで

〒691-0001 島根県出雲市平田町2260-33

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治療・設備について

歯は、他の臓器と違って自分で元に戻っていくこと(自己修復)ができません。そのためむし歯の治療では、まず患部を取り除き、その代わりに人工の修復物に置き換える治療が必要になります。初期のむし歯では1回で治療できる場合もありますが、進行したむし歯の場合は歯の構造上、段階的に修復物に置き換えていく必要があるため治療に回数がかかります。また、歯周病も同様に初期の症状であれば短期間で治療を完結できますが、進行してしまうと、1回の歯石取りや感染源の除去で完治することは少なく、検査とともに歯石取りや感染源の除去を何度か繰り返す必要があります。
むし歯も歯周病も早期発見・早期治療により治療回数を少なくできるため、定期的な歯科受診をおすすめします。

ご自身の歯を残したいというのが多くの方の願いです。当院では、できうる限り歯を残す方針で治療計画をたてます。しかし、無理して歯を残した結果、かえってお口の環境が悪くなる場合もあるため、多くの研究データや知識、経験から、歯が残せない状態であると判断した場合には、患者さんに十分に説明し、同意をいただいたうえで治療をすすめます。当院では、通常ならば抜歯のとなるような歯についても、被せ物ができるまで歯の長さを出す歯冠長延長術(APF療法)や部分矯正治療(MTM療法)といった治療方法で歯を保存できる場合があります。
また応急処置や内服薬の投与などを先に行い、治療計画を検討する時間をとり、納得いただいてから治療を進めることも可能ですのでご安心ください。

ご高齢や寝たきりなどのご事情で通院が困難な方を対象に、ご自宅や施設にうかがって、院内と同様の診療を保険適用内で行うことが可能です。訪問日時などはご相談の上決めさせていただきますので、お気軽にお問い合わせください。

*訪問診療は当院から半径16km圏内の範囲を対象に行っております

当院は総合病院の歯科口腔外科での診療経験が豊富な、日本口腔外科学会口腔外科専門医・認定医が常勤していますので、安心して受診してください。

当院は日本口腔外科学会専門医・認定医、日本がん治療認定医機構がん治療認定医(歯科口腔外科)が在籍し、口腔がんや前癌病変といわれるがんになるリスクのあるご病気の検査や診療を行なっています。万が一、口腔がんと診断した場合は、島根大学医学部附属病院などの大学病院に早期に紹介させていただき、治療を受けていただくこととなります。口腔がんは初期であれば、非常に予後が良いため、早期発見、早期治療が重要となります。お口の中に違和感があるなど、少しでも気になる方はお気軽にご相談ください。

歯並びの治療は矯正治療が必要になる場合があります。
矯正治療が必要ない場合、部分的な矯正治療で対応できる場合などは当院で行いますが、専門性の高い矯正治療が必要な場合は矯正治療を専門的に行っている先生と連携し治療を進めていくことになります。

お仕事の都合や急なご予定で変更される時には、お早めにご連絡ください。またうっかり忘れた場合でも、遠慮なさらず連絡して、予約を変更してください。治療が完了するまで、一緒に頑張っていきましょう。

日本の健康保険制度はすべての国民に平等な素晴らしいシステムですが、保険診療では使える材料や診療手順に制限があり、悪くならないための最低限の治療しかできない場合が多くあります。
その点、自由診療だと費用はかかりますが、材料や診療手順などに制約がありません。そのため見た目を良くする治療はもちろん、むし歯になりにくい材質を使った治療や、天然の歯と同様の機能を持つ治療など、お一人お一人の患者さんにあわせて最善と思われる治療をお選びいただけます。

12台分の駐車場スペースがあります。雲州平田駅から近くですので、必要があれば電車や平田生活バスなどもご利用ください。

自由診療のお支払い時には、ほとんどのクレジットカードがご利用可能です。イオン銀行などの「デンタルローン」のご紹介もできますのでお気軽にご相談ください。

旅行、出張、ご結婚などのご予定があり、治療期間が限定される場合には、お早めにお申し出ください。治療の完了まで至らない場合もありますが、ご予定の期限までに大事なステップを終わらせるなど、なるべくご希望に沿えるよう努力いたします。また、飛行機を利用される際には、気圧で痛みが出ることもありますので、お申し出いただければ対処いたします。

当院では10年先20年先もご自身の歯が健康であるように、やむなく歯を失った際にも、ご自身の歯と同じように食事ができ、お話をしていただけることを目的に、治療を行いたいと考えています。
そのためにも、歯を削る量をできるだけ少なくしたり、神経をなるべく残す治療など、患者さんご自身の歯を残す治療を第一に検討します。
これらの治療が困難な場合は、できる限りご自身の歯に近い機能や見た目を回復する治療をご提案しながら、治療を進めます。
ただし、治療方針などは、リスクが高いと思われる場合を除き、患者さんのご要望になるべく沿った治療を行いたいと考えています。治療のご希望などは遠慮なくお伝えください。

ホワイトニングについて

歯のホワイトニングは、生活習慣(コーヒー、お茶、赤ワイン、そのほか着色性の強い飲食物)や加齢、遺伝により黄ばんだ歯を専用の漂白剤で漂白していく方法です。
ホワイトニング剤の主成分は過酸化水素です。酸素と水に分解する際に活性酸素とフリーラジカルを発して、歯の着色物を無色透明にする漂白作用があります。

かつては、「歯が脆くなる」、「歯に悪い」と言われることもありましたが、歯科医院で適切な施術やメンテナンスをすれば、歯は溶かさずに着色物だけを分解するので、歯や身体へも影響がなく、安全性が高いといえます。
現在ホワイトニングで使用する薬剤は、過酸化水素や過酸化尿素(分解されると過酸化水素となる)で、過酸化水素は口腔内の殺菌消毒用にも使用される薬剤です。ホワイトニングに使用する薬剤は濃度が濃いため取り扱いに注意が必要ですが、日本の厚生労働省にあたる米国食品医薬品局:US Food and Drug Administration(FDA)において口腔内殺菌剤としての安全が保証されています。
ホワイトニングが生まれた経緯も、歯肉炎や歯周病の治療に過酸化水素を使用していたら、歯肉の状態が改善されただけでなく、歯の色も白くなったことが始まりです。

歯は表層のエナメル質、内層の象牙質、中心の歯髄(神経)の3層構造でできています。
ホワイトニングは、歯の表面に付着した着色を分解し除去するため、エナメル質が薄い方、むし歯や歯に亀裂がある方、もともと知覚過敏がある方などは、内層の象牙質を刺激して一時的にしみることがあります。知覚過敏が生じた場合も数日で改善する方がほとんどですが、なるべくリスクのないように、必要な治療を終えてからホワイトニングの処置を行います。

後戻りといって、歯の色は少しずつ戻っていきます。後戻りを防ぐためには定期的なホワイトニングによるメンテナンスが必要です。

歯の質やエナメル質の厚みによって個人差があり、ご希望の白さにならない場合もあります。
また、入れ歯や差し歯、歯の神経が死んでいる場合や、幼少期にテトラサイクリン系の抗生物質を使用している場合、金属による黒ずみは、白くできない場合もあります。
ホワイトニングを受ける前にしっかりとカウンセリングを受けることが大切です。

インプラント治療について

歯を失った際、取り外してケアが必要な入れ歯か、周囲の歯を大きく削るブリッジ治療を選択する必要が生じます。インプラント治療は、第3の治療として歯を失った箇所へ外科手術で人工の歯根を埋め込み、人口の歯を装着することで、周囲の歯へ負担をかけずに天然歯に近い歯を再現する治療方法です。

通常4~6ヶ月です。インプラントの本数や場所、治療方法によって差があります。

インプラントを埋め込む際は十分な麻酔を行いますので、痛みを感じることはほとんどありません。顎の骨の厚みがしっかりある方の場合、術後の腫れや痛みは、歯を抜いたあとの痛みより軽い場合がほとんどです。 反対に、顎の骨の量が少ない方の場合、さまざまな方法で骨を増やす処置が必要になるので、腫れや痛みが出やすくなります。そのため術後の腫れや痛みの程度、期間について最初にご説明し、ご納得いただいてから治療を進めます。

歯が1本も残っていない患者さんも、支柱となる5~8本のインプラントを埋め込んで、全顎タイプの義歯を固定する方法があります。また、インプラントを2~4本使用し、これまで使用されてきた総入れ歯を取り外しができる状態で、より安定させる方法もあります。食事中でも会話中でもズレにくくなり、噛みやすさが向上します。

インプラント治療自体は「自由診療」にはなりますが、医療費控除や高額療養費制度の対象であり、 歯科医学的に確立された診療方法です。しかし、適切な治療計画やインプラント体の選択、定期的なメンテナンスが行われないと、さまざまなトラブルやご自身の歯と同様に歯周病になることもあります。
適切な治療を受けていただき、治療後も定期的なメンテナンスを受けていただくことで、トラブルなく経過される方がほとんどです。
万が一トラブルが起こった際にも再治療ができ、当院では保証期間も設けていますので安心してください。

顎の骨の成長が終わっていない20歳未満の方、歯磨きなどの日常の手入れが十分にできない方、アルコール依存症の方、チタンへのアレルギーを持っている方などはインプラント治療を行うことはできません。また、妊娠中の方、全身疾患のある方、他の歯にむし歯や重度の歯周病のある方、顎の骨の量が極端に少ない方は、インプラント治療が制限される場合もあるため、十分なご相談が必要になります。

現代のインプラント治療は1965年にスウェーデンで開始され、初めて治療された方は、約40年間にわたって一生涯、インプラントが機能していました。
その後、世界中で治療の研究やインプラント体の開発がすすみ、現在では適切な治療と十分なお手入れができれば、ご自身の歯と同様もしくはご自身の歯よりも長く持たせられることが多くなっています。